よくじゃがいもの芽には毒があると言われますが
皮にもあるらしいんです…
ちょっと詳しく調べてみました!
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芽に毒がある
じゃがいもの芽に毒があるのは有名な話です。この毒は天然毒素であるソラニン、チャコニンという成分で
なんと加熱しても毒がなくなるわけではないので
必ず調理の際は取り除かなくてはいけません。
170℃以上の加熱でやっとこさ分解されるそうです。
家庭で調理する際はとりあえず取り除いちゃうのが一番!ってことですね!
あとちなみに家庭でじゃがいもの揚げ物などをされる時に
冷蔵で保存したじゃがいもを使用すると
発がん性物質の「アクリルアミド」が発生してしまうそうです。
油で揚げる際は、常温で保存したじゃがいもを使いましょう!
このソラニンやチャコニンは神経毒の一種で
吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、頭痛、めまい等などの症状が現れます。
症状が出る摂取量としては
50㌔の大人の場合、50mgほどで中毒症状がでると言われています。
そして更に150~300mgの摂取で、死に至る可能性があります。
そして子どもの場合は成人の1/10程度でも中毒になる可能性があります。
ですが普通のじゃがいも100gに含まれている毒素の量は約7.5mgほど。
大人なら皮付きじゃがいもを1~2㌔は食べないといけない量です。
しかもほとんどが皮に集まっているので
調理の際にしっかり取り除けば大丈夫です!

そしてこのソラニンという成分はじゃがいもの芽だけではなく
緑色になっている部分にも含まれているのです。
そして気づいてしまった方もおられると思いますが
そうです。
じゃがいもの身の方にも毒はあるのです。
ですがごく微量なことと、皮の方に多く含まれているため
皮を向いて食べれば問題ないそうです。
もしもじゃがいもの皮を向いて緑色になっている場合は
厚めに皮を剥きましょう!
ちなみに1ミリほど皮を剥けば大丈夫だそうです!
じゃがいもの緑色は一体なんなの?
じゃがいもの緑色の部分に毒がふくまれているのはわかりましたが、一体どの緑色はなんなんだ?と思った方も
おられると思います。
この緑色はじゃがいもに光が当たることで光合成で
「クロロフィル」という物質が作られて緑色になるのです。
そしてこの「クロロフィル」と一緒に毒素である
ソラニンやチャコニンが作られているので
緑色は毒素があるよ~というサインなのです。
じゃがいもの中毒症状を起こしやすいのは
まだ小さいお子さんに多いので、小さいお子さんがおられる家庭は
皮と芽をきちんと取り除いて調理しましょう!
そして注意ポイントと保存方法
よく小学校などでじゃがいもを育てたり家庭菜園でじゃがいもを育てる方もおられると思いますが
実は未熟なじゃがいもは緑化速度が速いため、
保存方法によっては危険な場合もあるのです。
未熟なじゃがいものソラニンやチャコニンの量は
普通の市販のものの6倍にもなるそうです…
正しい保存方法
じゃがいもの正しい保存方法としては日や光の当たらない涼しい場所に保管すること!
紙袋やダンボールにいれて保存しておくのがよいでしょう。
上の方にも書きましたように
じゃがいもを油で揚げる際に冷蔵保存したものは
使わないように注意しましょう!
おいしいじゃがいもも気をつけないと危険な食べ物に
なってしまいます!
皆さん、調理の際はしっかり皮をむいてください!
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