令和元年に退位され、上皇様となられた明仁様ですが
今回初めて上皇旗なるものが使用されたことがニュースとなっていました。
一体どのようなものなのか、天皇旗との違いなどを調べてみました。
上皇ご夫妻は6日午前、大正天皇の多摩陵(東京都八王子市)を参拝し、
4月30日をもって退位したことを報告された。
参拝は「親謁の儀」と呼ばれる退位に関する儀式の一つで、
ご夫妻はこれまでに伊勢神宮(三重県伊勢市)と神武天皇陵(奈良県橿原市)、昭和天皇の武蔵野陵(八王子市)での参拝を済ませている。孝明、明治、大正各天皇陵は在位中に都合が付かず、退位後に訪問することになった。
ご夫妻の車には今回、上皇が乗っていることを示す「上皇旗」が初めて掲げられた。
デザインは天皇旗と同様だが、上皇旗は赤色がより濃くなっている。
出典:時事ドットコムニュース
デザインは天皇旗と同様だが、上皇旗は赤色がより濃くなっている
とのことですが、天皇旗とりも深い赤を使用されております。
銀朱と呼ばれる日本の伝統色と似ている気がします。
出典:日本の伝統色
天皇旗とは?
今回初めて上皇旗が使用されましたが、天皇旗がどんなものか、皆さんご存知でしょうか?

天皇旗(てんのうき)は、天皇の行幸その他のときに天皇のしるしとして用いられる旗である。
出典:ウィキペディア
確かに色味が若干違うだけで文様は同じですね。
ちなみに天皇家の菊花紋のルーツはイスラエルにある可能性があるそうです。
上皇とは?

退位特例法第三条に基づき、退位した後の明仁の称号を「上皇」とし、敬称は退位前と同様に「陛下」とした。
明仁は2019年(平成31年)4月30日に退位し、翌令和元年5月1日より「上皇」となった。
また、宮内庁は2019年(平成31年)2月に称号「上皇」の英語表記として「Emperor Emeritus」を採用すると発表した。「emeritus」は「名誉待遇の」という意味を持つ。敬称の「陛下」の英訳は従来通りの「His Majesty」である。直訳すると「名誉天皇」だが、「emeritus」は退位した前ローマ教皇ベネディクト16世にも用いられており、彼の称号は「名誉教皇」である。海外では退位した君主に対して爵号を授けたり、即位以前の「王子」や「王女」を名乗ったり、あるいは退位後もそのまま君主の称号を保持し続けたりする例があったが、宮内庁次長は「我が国(日本)にはあまりふさわしくない」とした。王室があり立憲君主制で日本と共通しているイギリスの公共放送局であるBBC(英国放送協会)では解説において「grand emperor」という語も使用している。
出典:ウィキペディア
退位後も君主の称号を保持することは、日本においてはふさわしくない
という理由で「上皇」という称号が作られたのですね。
日本らしい潔さが感じられますね。
英語では「Emperor Emeritus」。ふむふむ。
あまり聞きなれませんが「grand emperor」というのも
ちょっとかっこいいですね。
■他の皇族旗
それでは続いて他の皇族方の旗もご紹介します。皇后旗

皇太子旗

皇太子妃旗

親王旗

出典:日本の皇族旗
この旗を見ればどんな方々が車に乗っておられるのか
儀式を執り行っておられるのかがわかるのですね。
今回、令和となって上皇という称号が初めて使われたことで
上皇旗が初めて使われましたが
これをきっかけに日本の皇室について少し理解が深まった気がします。
上皇様も退位されたばかりですがまだまだお仕事からは
離れられないかもしれませんね。
退位の時のお言葉はこんな平凡な私にも感動…というか
象徴と言う身で精一杯日本のために尽くしてこられたのだと
いうことが伝わってきました。
どうかお身体を第一に考えていただきたいです。

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